「 リウマチ・膠原病は 」 通院はもちろん、自宅でも 治療できる病気です!

シェーグレン症候群しょうこうぐん

膠原病の一種で主に中年の女性に発症します。自分の免疫システムが涙腺と唾液腺を攻撃する病気で、合併症のない「原発性シェーグレン症候群」と膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、混合性結合組織病)に合併する「二次性シェーグレン症候群」の2つに分類されています。
ある臓器にだけ障害をもたらす自己免疫疾患ですが、全身性の臓器病変をともなう場合もあります。

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病気の傾向

この病気の病変は3つに分類されます。それは、目の乾燥(ドライアイ)や口腔乾燥の症状がある場合、全身性の臓器病変を伴う場合、悪性リンパ腫や原発性マクログロブリン血症を発症した場合で、半数近くは10年以上経過しても何の変化もありませんが、残りの半数は10年以上経過すると検査値異常や新しい病変が表れます。
発症のピークは50歳代で、関節リウマチの患者さんの約2割にこの病気が発症すると言われています。

主な症状

症状は涙腺や唾液腺の線症状と、関節炎や皮膚症状、甲状腺障害、肺炎、消化器障害、膵臓・肝臓・腎臓等の障害といった線外症状に分けられます。

  • 目の乾燥

    涙が出ない、眼が痛い、ごろごろする、眼が疲れる・疲れる・痛い等

  • 口の乾燥

    口が渇く、よく水を飲む、味がわからない、口が痛む等

  • 鼻腔の乾燥

    鼻が乾く、出血がある、かさぶたができる等

  • その他

    関節痛、発熱、息切れ、肌荒れ、毛が抜ける、紫斑、頻尿等

また、全身症状としては疲労感、頭痛、記憶力の低下等は、とりわけ多い症状となっています。

治療

現在は根本的な治療法が見つかっていません。治療は症状を改善することと、症状の進行を防ぐことを目的に行われています。
・目の乾燥…涙の分泌促進と涙の補充、涙の蒸発防止、廃止低下。
・口腔乾燥…口内の清潔化、唾液の分泌促進と補充、虫歯等の予防、環境の改善。
・腺外症状…発熱や関節痛などの炎症等には抗炎症剤を、また間質性肺炎などにはステロイド等の薬剤が用いられています。
この病気は長期に及ぶ慢性疾患なので、患者さん本人も病気を正しく理解し、心構えを持つことが大切となっています。

参考資料
難病情報センターホームページ(2018年12月現在)