「 リウマチ・膠原病は 」 通院はもちろん、自宅でも 治療できる病気です!

混合性結合組織病こんごうせいけつごうそしきびょう

膠原病を代表する「全身性エリテマトーデス」「全身性強皮症」「多発性筋炎」の3疾患を不完全に混在した病気です。
病気は血液検査で抗U1-RNP抗体が高数値の陽性となる特徴があります。英語の頭文字をとって『MCTD』と呼ばれており、日本では1993年に厚生労働省が特定疾患に指定しました。
個人調査票による調査データでは平成20年に8,600人程度でしたが、平成25年には10,500人を超える登録があり、毎年400人程度の増加が確認されています。

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病気の傾向

女性が男性より13倍〜16倍多い病気で、30歳代〜40歳代の発症が多いようです。しかし、小児から高齢者まで幅広い層に発症しています。
血液中に抗U1-RNP抗体が存在することから自己免疫による疾患と考えられていますが、抗体が自分の体を攻撃している証拠は見つかっておらず、他の膠原病と同じく詳しい原因は分かっていません。
遺伝的な要因が関係すると考えられており、「発症しやすい体質」が引き継がれるものと思われています。

主な症状

膠原病の代表的な3疾患の症状が認められますが、いずれも軽い症状の場合が多いようです。共通する症状として、手の指が膨れた腫張とレイノー症状が表れます。

  • レイノー現象

    寒冷刺激や緊張により血管が収縮、手足が蒼白になり暗紫色から元の色に。

  • 手や指の腫張

    手の指から手背にかけて腫れぼったくなります。80%~90%に見られます。

  • 肺高血圧症

    初期は動悸や息切れを感じます。生命に危険を及ぼす合併症です。

この他、SLE様症状、強皮症様症状、多発性筋炎様症状、無菌性髄膜炎、三叉神経障害等の症状があります。

治療

病気の原因が不明であるため、患者さん一人ひとりが有する重篤な症状に対して治療を行います。副腎皮質ステロイド薬といった免疫抑制剤を用いる治療が一般的です。
慢性疾患のため長期の診療が必要となります。根本的な治療法はありませんが、対処療法薬を正しく使用すれば病気のコントロールは可能です。危険な高血圧症の有無を確認することが重要です。

参考資料
難病情報センターホームページ(2018年12月現在)